占い師になりたいけど、なれなかった。失敗した。
その要因の一つが「集客の失敗」にある人は珍しくありません。
これは占い師に限ったことではありません。
どんな良い商品を作っても、どんな良いサービスを作っても。
その存在を知ってもらわないことには、存在しないのも同じです。
この記事では、占い師なりたいと思った時の集客方法について解説します。
まずは知識編として、こういう考え方でいきましょうという内容です。
これから占い師になりたい方のお役に立てると思います。
占い師は占えばいいだではなく集客が必要です

占い師は占えばいいだではなく集客が必要です
占い師になるには何をすればいいか?
恐らく、まずは「占いが出来るようにならないといけない」と思いますよね。
それは正しいです。
占い師ですから、占いが出来ないといけないわけです。
では、占いが出来るようになったとして、それが趣味ならいいんです。
気が向いた時に、友達や家族を占ってあげたり、大勢が集まる食事会なんかで、占いできるというだけで、ちやほやされたりもするかもしれません。
ところが、プロとして稼げる占い師になるには、「お金を払ってでもあなたに占って欲しい」という人を見つけ、申し込んでいただく必要があります。
つまり、集客が絶対に必要なんです。
ちなみに、占いサイトに所属すれば、集客は占いサイトがしてくれますので、占いだけしていれば収入になるという環境もあります。
ただ、その場合でも、将来的なことを考えると、自分で集客出来るようになっておくに越したことはありません。
まして、占いサイトに所属せずに自力で稼いでいきたいのであれば、集客のスキルは必須です。
独学で占い師になるには、占いのスキルだけでなく集客も学びましょう。
占い師の集客の基本的な考え方

占い師の集客の基本的な考え方
集客とは何でしょうか?
人に集まってもらうことですよね。
では、あなたの元に集まって欲しいのはどんな人でしょうか?
占いをして欲しい人ですよね。
では、占い師の集客とは、「占いをして欲しい人に集まってもらうこと」でいいでしょうか。
それが違うんです。
厳密には、その考え方では売れる占い師になるのは難しくなります。
これは根本的な考え方として知っておいて欲しいのですが、集客はある意味マッチングのようなものです。
- 占い師:タロット占いで復縁を専門に鑑定する20代女性の占い師
- 相談者:復縁の相談をしたい20代女性。希望は女性占い師
あくまで一例ですが、こういうことです。
この場合は、恐らく申し込んでくれることでしょう。
ではこの場合はどうでしょうか。
- 占い師:電話占い限定。恋愛相談の占いが中心。50代女性の占い師
- 相談者:メール占い希望。仕事の悩みを相談したい
申込むことはないでしょうね。
つまり、「あなたという占い師」がいて、「あ!あなたこそ私が求めてる占い師さん!」と思ってもらえる人に来てもらわないと、申し込んでもらえる可能性はほぼないんです。
集客といっても、「一人でも多くの人に知ってもらいましょう」ということではありません。
「あなたは必要とする人に来てもらいましょう」ということです。
だから、ブランディングが重要になるんです。
あなたは、どんな占い師ですか?
それを決めないことには、発信が出来ません。発信したとしても、誰にも響かないメッセージが飛び交うだけになってしまいかねません。
占い師の集客は想像することから
占い師の集客を機械的に考えるのはやめたほうがいいでしょうね。
想像することが大切なんです。
では、人が占い師に求めることはなんでしょうか?
- 迷っていることへの答えが欲しい
- 答えは決まっているけど背中を押して欲しい
- とにかく誰かに相談したい
悩んでいるのは間違いありません。
では、人は悩んだとき、どういう行動をとるでしょうか?
- 友達や家族に相談する
- 心理カウンセラーに相談する
- 一人で悩み続ける
- ネットや動画に解決策を求める
- 知恵袋などのQ&Aサイトで相談する
- 占い師に相談する
色んな方法がありますが、その中から「占い師に相談する」を選んだとしましょう。
もしかしたら、元々占いが好きで、何かあったら占い師に相談する習慣があるのかもしれません。
では、占い師に相談するとして、どう行動するでしょうか?
- 電話占いサイトから探す
- ココナラで探す
- googleやyahooで検索して探す
- SNSで探す
- 地元の占い館を探す
- 知り合いの占い師を当たる
あなたが独立した占い師(占いサイトに属さない)になるなら、次のどちらかの人が対象者になりそうですね。
- googleやyahooで検索して探す
- SNSで探す
この2つです。
では、検索サイトやSNSを使ってどうやって探すか?
こうやって想像していくんです。
例えば「復縁で悩んでいる。占って欲しい。無料がいい。」という人がいたとします。
そして、googleで「復縁 占い 無料」といったキーワードで検索して探してる状況としましょう。
この人に、あなたは来てもらいたいですか?
もし、この人が来ても、「無料占い」を求めていそうですから、あなたの有料鑑定とはマッチしないんです。
「占い師の集客は想像することから」というのはそういうことです。
イメージはつきますでしょうか?
占い師を求めてみると集客のことが分かる
悩みがあり、占い師に相談したい。
その時にどういう行動をとるか?
あなたならどうでしょうか?
占い師になりたいと思う人であれば、今までに誰かの占いを受けたことがある人も多いことでしょう。
その時、あなたは、どういう行動で、実際に鑑定まで進みましたか?
- 何を基準にその占い師を選びましたか?
- 誰かの紹介で知った占い師ですか?
- 自分で検索サイトやSNSで調べましたか?
- その時はどんなキーワードで検索しましたか?
- 申込みはしやすかったですか?
- あなたが占い師に求めた素質は何ですか?
紙に書き出してみましょう。
この流れを分析していくんです。
それが集客の原点です。
実際に自分が占い師を求めてみると、どういう行動をとるのか、とったのか、それを知ることは大きなヒントになります。
こういった面倒なことはせずに、「とにかく発信しましょう」とか「とにかくブログを書きましょう」とか言ってると、「集客は増えた、フォロワーは増えた、でも有料鑑定の申込みは全く入らない」という状況が生まれてしまうんです。
私は過去に、アクセスは上がったものの、売上げはゼロのブログを作ったことがあります。
同じように、フォロワーがどんどん増えていったけど、売上げはゼロのSNSのアカウントを作ったこともあります。
完全に失敗でした。
「大事なのは、SNSはフォロワーの数じゃない、ブログのアクセス数じゃない」という人もいますが、まさにそれと同じです。
- 無料占い希望者が1,000人来るブログ
- 有料でいいのですぐに占って欲しい人が10人来るブログ
集客で目指すのは後者です。
- あなたが来て欲しい人に来てもらいましょう
- あなただからこそ満足してもらえる人に来てもらいましょう
そして。
- あなたのブランディング(見せ方)
- 対象者を明確にする(ペルソナ)
こういった作業をすることから集客が始まります。
宣伝方法というのは、誰かに教えてもらうこともあると思いますが、大切なのは、自分で物語(悩みから相談まで)を想像することです。
時間がかかる作業もありますが、それを避けていては、占い師になるのは難しいと思います。
集客について色々試行錯誤してみて下さい。
集客を気にしない占い師もいます
集客の部分に関しては、どういう占い師になるかによります。
というのも、「独立占い師」と「占い館やサイトに登録」という記事で書きましたが、占い師には大きく2タイプあります。
完全に独立した占い師として、集客や受付から鑑定まですべてを自分で行う占い師です。
その場合は、やはり集客に苦戦する可能性はあります。
もう一方は、占い館や占いサイトに登録する占い師です。
その場合は、集客はそこがしてくれますので、あなたは占いに集中することが出来ます。
恐らく、どこの占いサイトも広告を出して集客しています。
個人でやろうとするとかなりの出費になりますから、そうはいかないことでしょう。
集客してくれるかわりに、鑑定料金のどれくらいかをお支払いしたり、何らかの条件があったりするんです。
どちらがの良い悪いはありませんが、集客に自信がないなら、最初から属する占い師を目指しましょう。
とことん占術を学んで鑑定をして経験を積んでいきましょう。
限られた時間を、集客のために費やすか、占術の習得や経験のために費やすか。
選ぶのはあなたです。考えてみて下さい。