そうなると、日常生活にも支障が出てきたりもします。
依存症になると自分の力で抜け出せなくなったり、最悪はノイローゼのようになってしまうことも考えられます。
いわゆる、占いジプシーといって、同じ悩みを何にも占い師に相談するようになると、かなり危険です。
振り回されるようになると、もう大変です。
そのあたりの、占い依存症の末路についてはこちらで書いています。
あわせて読んでみて下さい。
占いを気にしないで振り回されない方法

占いを気にしないで振り回されない方法
「占い結果は気にしないで」と言われて、気にしないですむなら楽なのですが、そうはいかないのが人間ではないでしょうか。
そして、気になりだしたら、占いの結果を思い出して、ずっと気になっている状況が続いたりもあるのではないでしょうか。
これはあなたが悪いのではなく、目にしたものの影響を受けやすいタイプなのかもしれません。
もしくは占い師との相性なのか、占い師に問題がある可能性もあります。
では、どうすれば、占い依存を克服できるか。
今回は2つの角度からみていきましょう。
占いの結果は未来の予知ではない
占いの結果を気にする方というのは、元々そういうタイプの人ばかりではないと思います。
占いを信じきって、他のアドバイスや意見が聞けなくなっているから、というだけではないと思います。
時々お話を聞くのが、ある占い師から「あなたは1年以内に大きな病気をする」みたいなことを言われたりもあるそうなんです。
私はこのような占いはしませんが、占い師によっては、予言、予知のような鑑定をする占い師もいます。
断言してしまう占いです。
特に健康のことを断言されたら、やっぱり気になったり凹んだりしてしまうこともあると思います。
かなり前のことですが、私はある占い師から、「仕事が上手くいかない未来が見える」みたいな鑑定をされたことがあって、しばらくの間、ムカムカしてたのを覚えています。
何年間も頭から離れなかったんです。
今でも記憶に鮮明に残っていますが、今はもう腹が立つこともなくなりましたけど、きっと忘れることはないでしょうね。
占いを気にしないで振り回されない方法としては、「占いで未来を断言する占い師を避ける」という方法です。
決して、良い結果だけを伝える占い師を選びましょうということではありません。
例えば、タロット占いで鑑定した場合、未来の位置に、思うようにいかない試練が待っているかのようなカードが出る場合もあります。
ただ、そのカードをどう読むかは占い師次第なんです。
「試練が待っていそうだけど、それを乗り越える鍵としては、こういうのがある」というアドバイスに繋げてくれる占い師もいます。
占いを気にしすぎてしまう、振り回されてしまうのは、あなたが悪いのではなく、占い師と相性が悪いのかもしれません。
私も占いを受けたことがある経験者として、本当に心無いことばかりを言う占い師もいました。
占い師を選ぶことを考えてみるのも一つですね。
占いの結果は未来の予知ではないんです。
そんな当てものではありません。占い結果は可能性の一つでしかありません。
もし「あなたの未来は決まってる」かのように、未来を断言してくるような占い師がいましたら、私は避けることをおすすめします。
この方法は「占いとの付き合い方」です。
次は、占いから完全に離れる方法です。
占いを気にしない、振り回されないために自分に自信を持つ
占い依存に色んなタイプの人がいますが、有料鑑定を繰り返して借金を抱えてしまう人もいれば、無料占いばかりを探してまわり、占いの結果に依存しすぎてしまう人もいます。
占いに頼るのをやめるには、やはり、何か頼りにするものを見つけるのもおすすめです。
一番のおすすめは、自分を頼りにすることです。
つまり、自分に自信を持つことです。
自分の決断、自分の行動、自分の考え方に自信がないから、誰かに背中を押して欲しい、誰かに決めて欲しいと思ったりするんです。
占いに依存しすぎてしまう、占いを気にしてしまう、占いに振り回されてしまう。
そういう人に多いのが、自分に自信がないということです。
いきなり「自分に自信を持ちましょう」といってもそれは無理かもしれませんので、まずは、占い結果を元に、「自分でどう行動するか決める」ことから始めてはどうでしょうか。
占い依存症の人でよくみるのが、「占い師のいった通りになると思ったり、占い師の言った通りの行動をしようとしたりする」ということです。
つまり、考え方も行動も、占い師が決めているということです。
これは危険です。(占い依存症チェックもしてみて下さい)
そうなると、占い依存の可能性があります。
そうではなく、「占いの結果はこう出た。では私はこう考えよう、こう行動しよう」と決めるんです。
最後の決断、最後の行動は、自分で決める。
ということです。
未来は決まっているわけではありません。
ですので「あなたは病気になる」という言い切った占いなんて出来るわけがないんです。
「あなたは病気になる可能性があるから気をつけたほうがいい」と言われたらまだましですが、それはそれで、誰にでも当てはまることですから、占いでも何でもない気はしますけどね。
最後の決断、最後の行動は、自分で決める。
これをやってみて下さい。
占い依存脱却は不安を減らすことから

占い依存脱却は不安を減らすことから
不安を感じやすい人、繊細な人は、占い依存に陥りやすいかもしれません。
では、どうすれば不安を減らすことが出来るか。
この話になると、占いとは関係ありません。
メンタルヘルスのお話になりますが、もし興味があるようでしたら、何か不安があって占い師に相談しようと思った時、別の方法を、例えばメンタルヘルスの勉強をしてみるのもおすすめです。
どうすれば、不安を減らせるか。
そういうことも、精神科医の先生が動画で解説してくれていたりもします。
占いだけに固執してしまうと、依存しやすくなってしまいます。
あらゆる可能性を模索しましょう。
自分の将来に不安があるなら、どうすればその不安を減らせるかを考えるんです。
そのクセをつけていかないと、占いではなくても、他の何かに依存してしまう危険性があります。
占い依存は恋愛相談が多いと思いますが、誰かの気持ちについて不安があることもよくあると思います。
あの人はどう思っているんだろう、という不安です。
自分に自信を持てるようになったら、それも気にならなくなるのではないでしょうか。あの人がどう思っているかは分からないから、直接聞いてみようという考えにになるかもしれませんよ。
占い依存を減らすために出来ること
私は占い師ですが、占いを受けることもあります。
本当に色んな占い師がいます。
不安を煽る占い師、怖いことを言う占い師、悪いことばかり言う占い師。
色々です。
もちろん、占いに正解はありません。
こういう鑑定すれば間違いない、というものはありません。
相談者の中には、悪い結果もズバズバ言ってほしいという人もいます。
結局のところは、やっぱり相性は大事なんです。
今回は「占い依存をやめて占いに振り回されない、占いを気にしない方法」として書いてきました。
「もう占いを気にしないでおこう」と思ったとしても、やっぱり目にすると気になるものですので、完全に離れるには、他の楽しみ、趣味を見つけるのもいいでしょうね。
参考になれば幸いです。
後は、自分自身ではなく、周りの誰か、親兄弟といった家族、学校や職場の友達、恋人などが、占いやスピリチュアルに依存しすぎてしまった場合は、こちらを参考にしてみて下さい。