片想いの相手の気持ちを知りたい、といった時、占い師から一言アドバイスが欲しい。
自分では分からないからこそ、占い師を頼ってしまうこともあるでしょう。
ただ、あまりにはまりすぎると、悲しい末路が待っていることもあります。
恋愛占いにはまりすぎてるかもと思う人、女性も男性も、ぜひ最後まで読んでいって下さいね。
この記事は水月喜絵(占い師)が執筆しております。
恋愛に限らず、占い依存症が抜け出す方法はこちらにまとめています。
目次
恋愛占いに依存する人が多い理由

恋愛占いに依存する人が多い理由
これは感覚的に思うのですが、占いに依存してしまう人は、「恋愛占い」に多いと思います。
その理由は2つあると思います。
- 占いでの相談は恋愛占いが多い
- 人に言えない恋愛のことも占い師に相談しやすい
それぞれみていきます。
占いでの相談は恋愛占いが多い
占いで相談する内容、人それぞれ違います。
その中で、大きなテーマを挙げると、この3つは多いですね。
- 恋愛
- 仕事・転職
- 人間関係
この中でも特に多いのが「恋愛」でしょう。
恋愛といっても、細かく分けるとこういう内容です。
- 不倫
- 略奪愛
- 復縁
- 出会い
- 片想い
- 相性
- 結婚
つまり、占い市場全体の中で、最も多いのが「恋愛占い」だということです。(私の憶測です)
ですので、当然、占い依存症チェックの中でも恋愛というジャンルに多いのではないかと思います。
人に言えない恋愛のことも占い師に相談しやすい
先ほど挙げた3つのテーマをもう一度ご覧下さい。
- 恋愛
- 仕事・転職
- 人間関係
もし、あなたが、この3つのテーマについて悩みを抱えているとして、誰に相談しますか?
恋愛については、細分化した内容(不倫、略奪愛、復縁など)も含めてです。
仕事や転職、人間関係については、友達や家族、職場の人にでも相談しやすいと思います。
もちろん内容によっては、誰にも言えない悩みもあるかもしれません。
これが「恋愛」になるとどうでしょう。
複雑な恋愛、込み入った恋愛、誰にも言えない恋愛。
きっとたくさんあると思います。
出会いや片想いや相性あたりはまだ相談しやすいかもしれませんが、不倫や略奪愛となってくると、迂闊に友達に相談して、周りに広まってしまったら、職場ではいづらくなったり、友達とぎくしゃくしたりもあるかもしれません。
そんな「誰にも言えない悩み」を相談するとなると、やはり「占い師」というのは、相談しやすいと思います。
自分では処理できない恋愛の悩みを、占いに依存してしまう、占いに頼ってしまうというのは、そういう理由がありそうです。
占いに頼ってしまう恋愛占い依存から抜け出す方法

占いに頼ってしまう恋愛占い依存から抜け出す方法
どのようにして、恋愛占いに依存してしまうようになるのでしょうか。
これは一例ですが、こういうケースもあるようです。
- 無料の恋愛占いをネットで見つける
- 何かにつけて恋愛のことは占いに頼るようになる
- 恋愛占いが当たる
- 有料の恋愛占いを受けるようになる
- 色んな占い師から恋愛のアドバイスをもらうようになる
最初は軽い気持ちで、ネットによくある恋愛占いをしてみると、何だか当たるなと感じて、そこから占いにはまっていくケースです。
先に書いておきますが、占いが悪いということではなく、占いに依存してしまうと危険ですよ、というお話です。
ここでポイントは、恋愛占い依存から抜け出すためには、次のことを考える必要があると思います。
仮に占いをしてもらったとしても、そこに完全な答えを求めるのではなく、最後は自分が決めるという意識を持てるかが大事です。
占いに依存してる人と、占いと上手く付き合ってる人の違いは、最後の決断だと思います。
上手く付き合ってる人は、占いの結果がどうであれ、「最後は自分で決める」という感覚を持っている気がします。
占いに依存してしまう人は、「占いの結果を元に自分の行動を決める」、という感覚だと思います。
この感覚を変えていくことで、依存から抜け出すきっかけになるのではないでしょうか。
恋愛占いの結果ではなく行動が未来を決める
占い師による恋愛占いは、あくまで可能性を示すにすぎません。
決まった未来、決まってる人の気持ちがわかるわけではありません。
これは、一つの考え方なので、すぐに受け入れることは出来ないかもしれませんが、よく考えてほしいのです。
占い師の鑑定が絶対当たるということはありえません。
なぜ、そう言えるのかというと、例えば「彼の気持ちは?」と占ってもらったとします。
「彼の気持ちはあなたに向いています。」という占い結果。
ただ、彼の気持ちはそんな単純なものでしょうか?
きっと、彼の中には、色んな感情があり、葛藤もあるのではないでしょうか。
つまり、人の気持ちを一言で言い当てるなんて不可能なんです。
自分の気持ちもよく分からないこと、ありませんか?
ですので、「彼の気持ちはあなたに向いています。」という結果が出たとても、では「あなただけに好意を持っているか」となるとそれは分かりません。
人の気持ちなんてのは分からないものなんです。
それを占いというツールを使って、可能性を示しているということです。
未来も人の気持ちも決まっているわけではありません。
だから、その占い結果を元に、どう行動するかが大事なんです。
では、こういう相談ではどうでしょうか。
運命の人とはいつ出会うでしょうか?彼氏は出来るでしょうか?
この質問に対する占いの答えが「3ケ月後くらに出会いがありそうです」となったとします。
では、3ケ月後まで、何もせずに暮らしていたら、勝手に出会いが生まれるかというと、それはないでしょう。
それに向けて、どう行動するかで違ってくるはずです。
未来は決まっていませんから、出会いがありそうだから、「自分を磨こう」とか、「新しい出会いがありそうな場所に行こう」とか、占いの結果を行動のきっかけにするタイプの人は依存しにくいと思います。
それが「3ケ月後くらに出会いがありそうです」と出たんだから、後は待てばいいという発想を持っていると、出会いがなかった場合は「占いがはずれた」ということで、別の占い師に相談にいく。
そういう占い依存のループに入ってしまうかもしれません。
占い依存克服へのかぎは自分で決めること
まとめますと、占い依存しやすいのは恋愛占いかと思います。
占いに頼ってしまうのは、誰にも言えない悩みは恋愛関係に多いからと思います。
どうすれば、占い依存を克服できるかというと、自分で行動を決める習慣をつけることです。
もし、それが難しい場合、占い依存で苦しい、という状況でしたら、専門機関に相談するのも一つの選択肢です。
占い依存で高額な出費がかさみ、借金をしてまで占いをする人もいるくらい、依存というのは深刻な問題です。
占い(スピリチュアル)やめさせたいなら早めの対処が必要だと感じます。
自分自身だけでなく、周りの誰かが依存してしまっている場合は、こちらも読んでみて下さい。
占い中毒、占いジプシーの末路は、人間関係が破綻したり、借金をかかえたり、本当に怖いものです。
自分でチェックしてみて、何かにつけて行動の指針が占い結果になっているようでしたら危険です。
占い依存、スピリチュアル依存をやめたい時は、心療内科などの医療機関を受診する事も一つの手段です。
まずは自分で考えるクセをつけましょう。
以上です。