皆さんはどう思われますか?
こういう方に読んでいただきたい記事です。
- 占って欲しい人(相談者)
- 占い師になりたい人
どちらの方にも読んでいただきたい内容です。
占いって何だろうか?についての私の考え方です。
結論としてはこうです。
あくまで私の考えですので、これが正解という意味ではありません。むしろ、皆さんも、占いについて考えるきっかけにしていただけたらと思います。
では始めましょう。
目次
占いに何を求めるのか?当たるって何なのか?

占いに何を求めるのか?当たるって何なのか?
占いに何を求めますか?
未来を教えて欲しいですか?
過去のことを言い当てて欲しいですか?
まずは、ここが人によって違います。
時々気分転換に雑談かねて、占い師に相談に行くという人もいます。それで気持ちが楽になれたりするみたいですね。
そういう人は、それでいいと思います。
ところがです。
いえ、どちらかというと、「当たる占い師を知りたい」という人が多い印象があります。
では、そもそも、「占いが当たる」とか「占いが当たらない」というのはどういうことなのでしょうか?
私なりの考えを書いておきます。
占いは当たる当たらないではない【予言者ではない】
一占い師である私なりの考えを書いておきます。
占いは「当たる」とか「当たらない」ということではないと思っています。
ところが、テレビの占い番組などでは「あの占い師の占いが当たってる!当たった!」とニュースになったりするんです。
そうなると、「占い=未来が分かる(過去を言い当てた)=当たる=自分も占って欲しい」となるのではないでしょうか。
では、本当にその占い師は未来が見えているのでしょうか?
もし見えているなら、それはもう占いではないと思うのですが、どうでしょうか。(未来が見える人がいるかいないかは別にして)
それを占いと思ってはいけないんだと思います。
ところがです。
Wikipediaで占いを調べるとこう出てきます。
占い(うらない)とは様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、直接観察することのできないものについて判断、予言することや、その方法をいう。
予言も入っているんです。
これはどうなんでしょうね、私は予言と占いは別物だと思っていますが、これは占い師によっても意見が分かれるところでしょう。
また、占い師がどういう鑑定をするかは、本当に人によります。
鑑定の結果だけを伝える人もいれば、それに基づいてアドバイスをしまくる人もいます。
私の考えでは、占いは当たるとか当たらないとかではなく、あくまで、可能性の一つを示すことだと思っています。
そこからアドバイスをするかどうかは別にして、あくまで「可能性」であり、「こうなりますよ」という断定は出来るものではないということです。
占いの「当たる」とか「当たらない」とは?
占いで当たった!
そんな言葉を聞いたり目にしたりすることはありませんか?
私は、自分が占い師になる前から、そんな話はよく聞きました。
よく当たる占い師がいるんだけど、一回話を聞いてみる?
そんな感じで誘われたことも何でもあります。
その時に疑問が沸いたんです。
- 占いで当たるって何なの?
- 占いで当たるって未来が読めるの?
- 占いって何をするものなの?
かなり昔の話ですが、私は知人に誘われ、「家族でいつもお世話になっている占い師に先生を紹介します」と言われ、その人の鑑定を受けました。
私が相談したのは「転職したいけど、してもいいか?」という内容でした。
鑑定結果としては、「今はまだその時期でない、次のことを考えてから辞めたほういい」と言われたんです。
ところが私は、その3ケ月後くらいに突然その会社を辞めました。
色々我慢できないことがあったので、逃げるように辞めたんです。
その占い師に言われたアドバイスに従わなかったわけです。
それで結果どうなったか?
ポイントはここです。
ここで、その占い師の鑑定は「当たったのか当たらなかったのか」ということですが、どの時点でその判断をするかなんです。
私は退職して転職活動をしましたが、すぐに次の仕事が見つかりませんでした。もし、そのタイミングで占い師の鑑定結果を評価するなら「当たってる」とも言えます。
ところが、その数年後、私は起業したんです。そして、今は占い師として活動をしています。仕事としては紆余曲折ありながら、頑張れています。
もし、今のタイミングで占い師の鑑定結果を評価するなら「当たっていない」ということになります。
例えば、占い師から「3日後に、気になってる相手から告白されます」と言われたとします。
それでしたら、「当たる当たらない」ははっきりしますよね。
3日後になれば、答えはでます。
ところが占い師から「相手の気持ちとしては、あなたに向いています。ただ、相手の人は今は仕事に夢中なので、あなたの気持ちにこたえる余裕がないのかもしれません。気持ちを伝えるタイミングとしては、もう少し待ったほうがいいかもしれません。」
こう鑑定されたらどうでしょうか?
どうなれば当たっているか?どうなれば当たっていないか?
きっと判断のしようがないと思います。
占いの「当たる」とか「当たらない」とは?
そもそも、占いに「当たる」ことを求めることはおすすめしません。
当たるとか当たらないとか、タイミングにもよりますし、鑑定結果によっては、何をもって当たってると言えるかもよく分からないからです。
占いが絶対当たることはない
占いが「絶対当たる」なんてことはありえるのでしょうか。
私はありえないと思っています。
これは先ほどの「当たる当たらない」とも関係することですが、結局は未来は変わるからというのが答えです。
どんな結果が出ても、悪い結果が出てもです、そこから先の未来は、どういう行動を取るかによって変わるからです。
もし、運勢的にはその年、その月、その日、そのタイミングが悪い時期だとしても、行動を変えれば、その運勢も変わるものだと私は思います。
ただ、これは私の考え方であり、他の占い師さんがどう考えているかは知りません。
占いの結果で辛い思いをしたことがあるなら、こう考えてみてはどうでしょうか。
占いの結果はよくない結果だったとしても、絶対当たるというわけではない、自分の行動で未来は変わる。
だから、前向きに、自分が出来ることをやってみよう。
これです。
ポジティブな鑑定結果ばかりを出せばいいということではなく、占いから導き出された未来の可能性について自分で考え、「では、どう行動するのがいいか」をじっくり考える、自分と向き合うことが大事なのではないでしょうか。
占いは当たるか当たらないで考えないほうがいい理由

占いは当たるか当たらないで考えないほうがいい理由
この考えは、ずっと前からというより最近特に思うことなので、もしかしたら、他のページでは「当たる占い師」というページを作って紹介している部分もあるかもしれません。
決して、当たる占い師が悪いとかっていう意味ではありません。
結果的に、ズバズバと言い当てられることはあると思いますし、その占いスタイルを否定するものではありません。
ただ、占いの結果を「当たる」か「当たらない」だけで判断してしまうと、依存症になりやすいと感じているのが最近のことなんです。
例えば、こういう占い結果が出たとします。
占ってくれた占い師が、すごく当たる占い師で人気で有名で、あなたもそう思っていたとしましょう。
その占い結果をみてあなたはどう思いますか?
別れますか?そのまま付き合いますか?
どういう決断を下しても、少なからずあなたの考えや行動に影響が出るのではないでしょうか。
さらに、不安もあるでしょう、下手したら恐怖を感じるかもしれません。
それくらい、「当たる占い師」の影響は大きいんです。
良い結果ならいいですが、悪い結果が出たら、感情が揺さぶられてしまわないですか?
だから私にとっては、「当たる当たらないではありません。良い悪いでもありません。その結果を持って、どう考え、どう行動すればいいかのヒントをくれるのが、私の理想の占い師」なんです。
占いを甘く考えないほうがいいんです。
悩んでいるから占い師に相談にいったものの、占ってもらうことで余計に悩むが増えた、悩みが深まった、ということは珍しくないと感じています。
占いで相性が悪いと言われたらそれは当たる?
このお悩みも多いのですが、占い師から「彼氏(彼女)との相性が悪いと言われたのですが、当たるのでしょうか?付き合っても結婚しても上手くいかないのでしょうか?」という悩みです。
一番怖いのは、引きずることです。
相談者が、占い師のことを信用し、当たる占い師と思っているほど危険です。
これは一種の暗示です。
「彼とは上手くいかないのでは?」という自己暗示です。
それを避けるためには、占い師に当たる当たらないを求めてはいけないと思うんです。
占いに当たる当たらないを求めすぎると、占い依存症に向かってしまう可能性があります。
占い依存症の末路はご存じの通りです。
私のおすすめは、結局は相性のいい占い師を見つけることです。
あなたのやる気が出る、モチベーションが上がる、前向きになれる、何でもいいのですが、その占い師から話を聞くと元気が出るような人です。
ある意味、カウンセラー的存在とも言えます。
占い師になる素質としては、こういったカウンセリング力って必要な気もします。
癒せる人とも言えます。
もちろん、それは私の価値観ですから、皆さんがそれぞれの価値観を元に素敵な占い師を見つけてもらえたらと思います。